9/10(土)の9月の柏南シルバーの会は映画鑑賞会でした。
タイトルは「老後の資金がありません!」2021年 前田哲監督
老後2000万円不足問題をテーマにした、問題提起映画です。
今月当番の方と役員の方で、準備もバッチリ。
遮光カーテンを取り付けてから、初のプロジェクターを使ったイベントです。
あらすじ:
天海祐希が演じる主婦・後藤篤子とその夫・章(松重豊)が二人とも同時期にリストラにあう。そんな時に、章の父が亡くなり、葬儀代400万円近くを支払うことになる。さらに、娘が結婚すると言いだす。追い打ちをかけるように、姑(草笛光子)を引き取る事に。その姑がオレオレ詐欺に合い100万円奪われる。
前半は、こんな風に、精神的にも家計もじわじわと削られていくような展開。
人生100年時代、2000万円以上の貯えが必要という言葉を信じ、日々、節約しながらやりくりし生活している中、お金のために友人から頼まれ詐欺まがいの事をしてしまう。そんな中で、出会ったシェアハウスで暮らす年代も様々な人達の一定のプライバシーも保たれたコミュニティにふれ、考え方が変化していく。
姑(草笛光子)が生前葬をした時に、「生きているうちにお世話になった人に感謝の言葉を伝えたい」という言葉。嫁(天海祐希)と歌った「ラストダンスは私に」は心に響く。
姑(草笛光子)が妹夫婦に引き取られる事になった別れ際に、嫁にお金を渡すのだが、「自分のために使ってね」という言葉も、家計に紛れて消えていてしまうお金ではないよ。と嫁をねぎらう気持ちがこもっていてホロっとさせる。
老後2000万円不足問題を笑いと涙で描いたコメディー映画でした。
映画がたっぷり2時間近くあり、お茶とお菓子をいただく時間がなく、おみやげとしてもって帰っていただきました。